古代ギリシャにおいてふくろうは、知恵の神ミネルバの梟とされ、またアテネの守護神としてもあがめられ、聖なる鳥としてコインのデザイン等に用いられました。現在もアクアポリスの美術館入り口に大きな石彫の像が建って言います。日本でも叡智の象徴として法務関係の建物にレリーフ像などが使用されています。ふくろうは、首が一八◯度回ることから見通しがきき商売繁盛につながり「」福が来る」縁起のよい鳥とされています。また、「神の使い」、「学問の神様」、「長寿の鳥」「英知の象徴」、「霊力を持つ鳥」と言われて目に見えない自然界の様々な潜在的問題を叡智と不思議な霊能力で解きほぐし、人間を守ってくれる「幸福の鳥」として人々に信じられています。

ころんとした丸いフォルムに吸い込まれそうな丸い瞳が、見れば見るほど愛おしく心奪われます。作家が一つ一つ絵付けをしているため、全く同じ絵付けは存在しません。そのため、大切な方への唯一無二の贈り物として大変好評いただいております。

ふくろうの目元やお腹等の絵付けは九谷焼の伝統技法「盛」が使われています。粘性のある絵具で描くため焼きあがるとぽっこり絵付けが浮き上がり表現に奥行が生まれます。また、浮き出た凹凸はなんとも言えない質感でついつい触りたくなってしまいます。

そのまま飾るのも良いですが、立て札と台が同梱されていますので、合わせて飾れば気軽にどこでも上質な雰囲気を演出してくれます。

九谷焼の置物というとどこか古いイメージを持っているかもしれませんが、このふくろうは九谷焼の技法は踏襲しながらも可愛らしいデザインに仕上がっているため、和室洋室場所を選ばず幅広く飾ることができます。