工芸と暮らす
当店スタッフによる工芸品体験記
マグカップ 萩
北欧を思わせる可愛らしいマグカップこのマグカップを見たとき、
一目惚れという感覚を味わいました。
この少し青みがかった白に、濃く鮮やかな青の絵付け。
萩という「和」の印象を受ける植物をモチーフに描いているにもかかわらず、
洗練されたデザインで、「洋」の雰囲気もまとっている。
どことなく、北欧風の家具と似合いそうなデザインは、
今まで私が九谷焼に抱いていたイメージとはかなり違うものでした。
ランチタイムのお供に
すっきりとしたフォルムに、
白と青の配色から受ける明るい印象は、
朝や昼の明るい時間のお食事に合うと思います。
お昼休みのお弁当タイムに、このマグカップを使えば、
自然と気分も上がります。
釉薬の濃淡は世界に一つだけの証
九谷焼の作家さんが手描きで描いた萩。
特徴的な丸い葉を、一つ一つに丁寧に釉薬を置き、描いていきます。
この濃淡があることによって、ずっと見ていても飽きがこないのです。
やはり人の手作業によって生み出される「ゆらぎ」というものは、
人の心にすっと入っていき、楽しみや安らぎを与えるのでは無いでしょうか。
そんなことを思わせる、手作業の魅力が詰まった一品です。
取っ手が可愛い
このマグカップの可愛いポイントは絵付けもそうですが、
個人的には取っ手の形状がツボです。
滑らかにつなぐというよりは、
ぴょんと突き出たような取っ手は、
少しあどけないというか、綺麗過ぎないデザインで、
まさに「可愛い」のです。