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工芸と暮らす

当店スタッフによる工芸品体験記

色いろカップ 桜富士・秋の富士

2つの季節の富士山を望む。日常使いのフリーカップ。

長寿のお祝いによくご利用いただくこのお湯呑は、 おめでたい富士山の絵柄がとても人気です。

サイズ感と肌触りがポイント

手に持って見て感じるのは、まずその独特のサイズ感でした。

一般的な湯呑としては少し大き目に感じます。 この「色いろカップ」はその名の通り、

焼酎を飲んだり、棒状のお菓子を入れたり、

湯呑以外の「色々」な用途にも使いやすいサイズとなっています。

言われてみれば、たしかになんにでも使えそう。

自分が誰かに贈り物をするときに、「何にでも使える」「使いやすい」というのは、

結構大事なポイントだったりするので、この色いろカップは良いなぁと思います。

さらに手触りも独特。ざらりとした部分と、絵付けの釉薬がかかった部分、

また、かかっている釉薬の種類によってマットな質感とつるりとした質感があり、

手に持っていて飽きがきません。

見た目の存在感にまず目がいきますが、

皮膚感覚でもこんなに楽しめるのは意外なポイントでした。

 

絶景がそこにある。

江戸時代の浮世絵師、葛飾北斎筆の「富嶽三六景」という

富士山を色々な角度、時間帯・季節で書いた有名な浮世絵がありますが、

色いろカップ「桜富士」「秋の富士」は、そんな有名な絵画を思わせる、

秋の富士と春の富士を同じ構図から描いた作品です。

四季の移ろいで表情を変える富士が並んでいると、美術館に来たみたいです。

飾り棚に飾って、インテリアのように使うのも良さそうです。

飲みやすさも○

口当たりよし。手作り感のある分厚めの口は丁寧に丸みを帯びており、

なんだか安心感があります。

作り手のこと

福田良則さんと言う九谷焼きの作家さんの絵付けです。

福田さんの絵付けは温かみを感じる柔らかい雰囲気で、

鮮やかな色を使いながらも、普段の使いでも浮かないような親しみがあるところに、

鍛え抜かれたバランス感覚と妙技を感じます。

「伝統工芸士」の認定も受けている凄腕の九谷焼作家さんです。

(伝統的工芸品の製造に従事されている技術者のなかから、

高度の技術・技法を保持する方が「伝統工芸士」として認定されます。)

商品について
色いろカップ 富士 ペア

¥14,000 (税込 ¥15,120)

品番:
ic-001-2
ブランド:
九谷焼(石川県)/九谷焼
作家:
福田良則
分類:
フリーカップ
寸法:
径8.5ラ高8cm
材質:
陶器
:
桐箱

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