工芸と暮らす
当店スタッフによる工芸品体験記
お正月の行事といえば? 初詣や羽子板、お年玉をもらったりあげたり、福袋やおみくじなど、 数え切れないほどの行事や習慣がありますね。
そこで皆さんはお正月はどんな風に過ごしていますか? 年末年始、祖母の家に親戚一同が集まり、 祖母が作ってくれた山菜料理が入ったおせちを食べるのが私の毎年の楽しみなっています。
おせちの他にも、お雑煮をいただいたり、お屠蘇(おとそ)を飲んだり、、、古くから伝わる風習を、家族一同集まって行うことで、この一年、こんな良い年にしたい!そんな気持ちが新たになるのではないでしょうか。
ということで、この度は一年の始まりのお正月の食卓を盛り上「お正月の食卓」を特集したいと思います。
当店で、年末になるにつれぐんぐんと人気が上がってくるのが、この山中漆器の「重箱」「屠蘇器」「雑煮椀」です。
光の輪っかに松が描かれた「光輪松」という伝統文様が入ったシリーズで
- ・重箱・・・おせち料理を詰める用に
- ・雑煮椀・・・お雑煮をいただく器
- ・屠蘇器・・・お屠蘇(おとそ)をいただく専用の器
この3点をご用意しています。
「光輪松」の柄はおめでたい雰囲気がありながらシンプルで使いやすいので、お正月の器をセットで揃えたい方におすすめです。
では一つ一つ見ていきましょう。
元々おせち料理は神様にお供えしていたものです。 一年の初めに神様をお迎えし、一家揃って食べることで家族の幸せを願う。 それが今のおせち料理の形なのですね。
家族・親戚の存在に感謝して、 一年の初めに団らんの時間を持つことの大切さを今一度噛み締めたいものです。 そして、そんな食卓を盛り立てるのが、このお重です。
三段になっているので、たっぷり入り、人数の多いご家庭にも○。 大きさは一辺19.5cmの正方形で、大きすぎず食卓に並べやすいサイズです。
あなたの家のお雑煮はどんな感じ?白味噌?すまし?お餅は焼く?どんな形? そんな話題を話したことがある人も多いのではないでしょうか。
地域によって様々な特徴があるお雑煮。 お雑煮をいただくための器は、蓋付の漆器のお椀が一般的です。
また、「雑煮椀」というだけあって普通の汁椀と比べると口が大きくたくさんの量が入ります。
お屠蘇とは、一年間の邪気を払い長寿を願って呑む縁起物のお酒です。 「一人これを呑めば一家病無く、一家これを呑めば一里病無し」と言われ、 元日の朝に呑むのが習わしです。
この屠蘇器セットは
- 「お銚子」・・・お屠蘇を注ぐためのもの
- 「盃」・・・お屠蘇をいただく酒器「小・中・大」の三種。
- 「二段重」・・・屠蘇の肴を入れたり、飾りとしても使えます。
- 「屠蘇台」・・・それらを置くための台
以上の4点がコンパクトにまとまっています。この一セットで新年の朝はもう安心ですね。
ハレの日に欠かせない「重箱」「雑煮椀」「屠蘇器」を伝統工芸「山中漆器」で揃えてみてはいかがでしょうか。
ワンポイント! お値段以上が人気の理由この「光輪松」シリーズの大きな魅力の一つは、お求めやすい価格です。 「お値段以上の高級感に満足」というお言葉をたくさんのお客様からいただいています。
お正月は一年に一度なので、あまりお金もかけたくないけど、 やっぱり良いものを使いたい!そんな願いを叶えるお品です。
新年の食卓には、やはりその雰囲気に合うお皿を使いたいものです。 やはり一年お始まりは、吉祥紋をあしらった、おめでたい柄のお皿が良いなぁ、、、
九谷焼の色絵のカラフルなお皿は、まさにそんな用途にうってつけです。 サイズもおせちの取り皿にぴったり。大人数の食卓を明るく彩ります。
八角形の「八」は末広がりを意味し、まさに「おめでたい」かたちの小皿5枚セット。 そんな縁起の良いかたちに、さらに縁起の良いモチーフを描いております。
それぞれをご紹介します。
- 「瓢箪」・・・末広がりで古来より縁起の良いものとされ、除災招福のお守りや魔除けとして用いられてきました。 また、蔓が伸びて果実が鈴なりになる様子から、家運興隆、子孫繁栄のシンボルとされてきました。
- 「海老」・・・長いヒゲを生やし、老いて腰が曲がるまで長生きできますようにという長寿の意味が込められています。
- 「兎」・・・前にしか進まない・飛び跳ねる(飛躍する)ということで縁起がいい動物とされています。
- 「扇子」・・・末広がりで古来より縁起の良いものとされています。
- 「紅梅、白梅」・・・新春に咲くため1年の始まりを意味し、実を宿すことから縁起の良いものとされています。
細部にも「お正月らしさ」を取り入れることで、 より楽しく充実感のある新年を過ごしてはいかがでしょうか。
食卓で言えば「脇役」の箸置にも、おめでたい文様があると、 それだけでお正月気分が上がりますね。
昔から日本に伝わるおめでたい文様ばかりを集めた5種類の箸置きセット。
「青海波」「麻の葉」「七宝」「亀甲」「紗綾形」という5つの文様に魅せられます。
素材は「錫(すず)」を使っていて、その特性である「柔らかさ」ゆえ、 金属でありながらなんとなく暖かい雰囲気があります。
錆びにくく、抗菌性にも優れており、 口に触れるものを置いておく箸置に、ピッタリの素材です。 専用の桐箱入りですので御祝いにも最適です。
こちらも「錫」を素材に使った箸置きです。 贈り物やお正月飾りにも使われる「水引」をモチーフにしています。
洗練されたデザインと「錫」の銀色が引き締まった印象を食卓にもたらしてくれます。
この製品を作っている高岡銅器の「能作」さんでは、箸置としてだけではなく、ピンをつけてブローチにしたり、 チェーンをつけてネックレスにしたり、またお着物の帯留めにしたりという提案もされています。 確かにこれを着物やバッグに付けて初詣に行くのもとっても風情があって素敵です!